歯を失った方、歯が抜けたまま放置している方へ

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歯が無い事により起こりうる影響

虫歯や歯周病が重症化すると、最終的には歯を抜くか、自然と脱落することとなります。
失った歯は、痛みや腫れの原因そのものなので、なくなることが安心へとつながることもあるかもしれません。
けれども、歯を失ったまま放置することはおすすめできません。
なぜなら、歯列の中に欠損があると、いろいろな問題が出てくるからです。

機能面への影響

欠損部に歯が伸びてくる(対合歯の挺出)
私たちの歯は、上下の歯列でしっかりと噛み合うことで安定しています。
それが何らかの理由で歯を1本失うと、反対側の歯が噛み合う相手を失い、欠損部へと伸びてくることがあります。
これを対合歯の挺出(ていしゅつ)といいます。
欠損部に両隣の歯が傾いてくる(隣接歯の傾斜)
歯列の中に欠損部があると、両隣の歯がそのスペースへと倒れ込んでくることがあります。これを隣接歯の傾斜といいます。
噛み合わせが悪くなる(咬合の不調和)
上記のような変化が現れることで、歯並びは悪化します。 その結果、噛み合わせの異常である咬合の不調和が生じ、咀嚼(そしゃく)という大切な機能に支障が出てくるようになるのです。
そのしわ寄せは、顎の関節にもおよび、顎関節症のリスクも上昇させます。

美しい見た目への影響

美しい見た目への影響

見た目が悪くなる
歯列の中に、歯のない部分があると非常に目立ちます。とくに、笑ったり、しゃべったりしている時には、口元に目がいきがちなので、気にされている方も多いことでしょう。 その結果、笑顔に自信がなくなり、人とのコミュニケーションを避けるようになるケースも珍しくありません。
歯茎と顎の骨が痩せていく
歯周組織は、支えるべき歯がなくなると少しずつ退化していきます。具体的には、歯茎や顎の骨がどんどん痩せて行くのです。
これは審美面だけでなく、機能面においても好ましいこととはいえません。
顔の輪郭が変わる
顔の輪郭というのは、大半が骨格によって形作られています。ですから、歯を1本失ったくらいでは、それほど大きな変化は見られません。けれども、失った歯を放置して、顎の骨が痩せたり、歯並び全体が歪んだりすることで、顔の輪郭が変わることがあります。複数本の歯を失った場合はなおさらです。

様々な歯のないケース

歯をどのように失うかは、患者さまによって異なります。
ここではどのようなケースがあるのかをご紹介します。

1本の歯を失ったケース

1本の歯を失ったケースでは、1本のインプラントを埋入することで欠損部を回復することができます。

<治療内容>インプラント1本   <費用>約320,000円 

複数本の歯を失ったケース

複数本の歯を失ったケースでは、欠損部位によって必要となるインプラントの本数も変わります。
欠損部が前歯や下顎であれば、比較的少ない本数で失った歯を回復させることができます。


【ケース①】<治療内容>下顎両側インプラント治療  <費用>約1,300,000円

【ケース②】<治療内容>上顎多数歯欠損症例  <費用>約2,900,000円

【ケース③】

すべての歯を失ったケース

すべての歯を失ったケースでも、インプラント治療は可能です。
その際28本の永久歯に相当する数のインプラント体を埋め込む必要はありません。
「インプラントオーバーデンチャー」であれば、上顎4本・下顎2本のインプラントを埋め込むことで、
固定式の入れ歯を装着することが可能です。


<治療内容>インプラント義歯による治療法  <費用>約1,300,000円